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朝のヘアスタイリング きちんとできてる?
CYAN と伊勢丹 新宿店地下2階フロア「ビューティアポセカリー」のコラボレーション企画はまだまだ進行中。第3回目となった今回、焦点を当てたのは “冬のヘアスタイリング” 。ブランド誕生1周年を迎えたヘアケアブランド「mm(ミリ)」と人気サロン「NORA Journey」とともに、忙しい朝に役立つケアスタイリング術を実演するスペシャルヘアライブを開催した。

おぼえておきたい “スタイリングドライ” とは?
今回 mm について改めてお話ししてくれたビューティーエクスペリエンスの酒井さんは、「ドライヤーを使って髪を乾かすドライの目的は2つ。1つ目は、夜の入浴後などに髪を乾かす “ケア” のため。もう1つは、朝、寝グセなどを直し、その後のスタイリングをしやすくするため。これを mm では “スタイリングドライ” と呼んでいます」と語る。バタバタと忙しい朝の時間、寝グセのついた髪の毛はざっくりと結んでしまったり、コテやスタイリング剤でごまかしてしまいがち。しかし、大事なのは寝グセや生えグセを根本から直すことだという。

実際に、“スタイリングドライ” のコツを講師である阿形さんが実演してくれた。
まずは、市販のスプレイヤーに水を入れたものを用意。癖がついた分け目や、ぐしゃっとなりやすい後頭部の根元にスプレーして濡らしていく。分け目を左右から覆うように髪の毛を持ち上げてドライヤーの風を当てていく。分け目をぼかすようにドライしていくのがポイント。また、上から下に向けて風を当ててあげると、キューティクルが整ってツヤが出る。「ドライヤー=傷む、ではなく、ツヤを出せるのがドライです!」と阿形さん。仕上げに mm のオイルモイストを2プッシュ、中間から毛先、もみあげを中心になじませれば、あっという間に朝の寝グセ直しが完了した。
巻き髪も賢くサボって時短!
時間がなくてもできる、コテを使ったボブヘアスタイリングの HOW TO も披露。時間がかかりそう、後ろが上手く巻けない、などの苦手意識を払拭する術も教えてくれた。
「巻くのは毛先、顔周り、表面の見えるところだけで十分。あとはサボってしまいましょう!」と語る阿形さん。まずは、コテを床と平行に持ち、毛先を外ハネに。もっとも巻きづらい襟足あたりの毛は、自然な外ハネのクセを活かすので◎。表面の髪はリバース巻きとフォワード巻きをランダムに。顔周りはリバース巻きにして、抜け感を出して。前髪は持ち上げて、後ろに向かって巻いていく。全体を巻いて、髪の熱が冷めたら、巻きをほぐして。要所を押さえて巻けば、時間をかけなくても手抜きに見えないスタイリングが可能だ。
仕上げはオイルモイストを2プッシュ、中間と毛先を中心に、トップにも指先で毛束を細かくつまむようにオン。オイルの重たいウェット感というよりは、水分量を感じさせるような質感が今っぽい。


ボリューミーな冬服に合わせたいアレンジヘア
タートルネックやコート、マフラーなどで首元にボリュームのある服装が増える冬を前に、合わせたいアップスタイルも提案してくれた阿形さん。編み込みや難しいテクニックは一切なし、ヘアゴムひとつでおしゃれなアレンジが完成するテクニックを伝授してくれた。
後ろでひとつにまとめて結ぶだけのスタイル。絶妙なゆるっと感を出すのに重要なポイントは、結んだ毛束を上下に割いてゆるめること。また、結び目を中心にして放射状に後頭部の毛束を少しずつ引き出して、ふんわりさせるとちょうどいいルーズさに。簡単にイメージチェンジができるアレンジは、朝と夜とで表情を変えるのにも有効。




時間のない朝にはポイントを押さえたヘアスタイリングを
億劫だったり、適当に済ませてしまいがちな朝のスタイリングも、キーとなるポイントを押さえておけば問題なし。スタイリングドライや時短アレンジの技、今回のイベントで使用した mm のオイルモイストの存在が、忙しい朝の強い味方になってくれそう。
Edit & Text TOKO TOGASHI