Model / Yuriho Omine

ロッククライミングやスノーボードが趣味というアクティブな側面も持つ大峰ユリホさん。そのいきいきとした美肌感を際立てて、普段はあまりしない大人っぽくエフォートレスなメイクで魅せ方バリエーションをマスター。
Gradually Boldly
ブラウン&ゴールドでお行儀良くも大胆な色っぽさ


肌を透かすように鮮やかに発色するウォームブラウン&ゴールドシマーのアイシャドーは、思い切って目元を大きく囲むようにのせて。さらにメタリックなゴールドブロンズをレイヤリング、頬もゴールドのハイライターのみで骨格を引き立ててあげると、トレンド感たっぷりの表情に。
「純度の高い黒のアイライナーをインサイドに仕込み、アイブロウも軽く整えてあげるとアイシャドーの発色の美しさを損なわず目力を強められます。口元はレッドブラウンのリップラッカーで色ツヤを効かせて。リップにチョコレートのようなこっくり感があるので頬には血色感を与えず、もともと目元がはっきりしている人は、目元もノーマスカラにするとメイクのクール感が増します」(担当メイクアップアーティスト 鈴木麻里子さん)。
Eye ゴールドの光沢を含んだブラウンで神々しく

アイシャドーパレットの中段の左端、ウォームブラウン&ゴールドシマーのアイシャドーを上まぶた全体と下まぶたのキワにブラシでオン。上まぶたのキワには下段の左端、メタリックゴールドブロンズを重ね、目頭をやや囲むようにオーバーぎみにぼかす。引き締めは、まつ毛の間にブラックのペンシルアイライナーを隠し入れて。眉は足りない部分をペンシルで描き足し、反対側のスクリューブラシでよくなじませる。
Cheek ハイライターのみで骨格美を引き出して

チークパレットの左端、ゴールドのハイライターをブラシに取る。眉下から頬骨の高いところにかけて、目尻をぐるりと囲むCゾーンをなぞるようにふわっといれる。同じブラシにごく軽くハイライターを取り足し、鼻すじにもすっと光をのせると骨格のメリハリがより美しく際立つ。
Lip エキゾチックなリップで大人度をアップ

リップラッカーのキャップのアプリケーターを使って、唇の内側から外側に向かって塗りあげる。赤みとツヤを深めるように2〜3回重ね塗りしてから、唇と一体化させるように指のはらで軽くポンポンとなじませて。
USED ITEMS
シャイニーな目元とジューシィな唇、伝えたいのは風格と大胆さ。

- 1. NARS クールクラッシュ アイシャドーパレット(NARS JAPAN)¥7600
- 2. NARS ハイピグメント ロングウェアアイライナー 8191(NARS JAPAN)¥3000
- 3. NARS ブローパーフェクター 1136(NARS JAPAN)¥2900
- 4. NARS ホットフィックス チークパレット(NARS JAPAN)¥5900
- 5. NARS ローデッド リップラッカー 2599(NARS JAPAN)¥3700
- 6. NARS ティンティッドグローブースター 2182(NARS JAPAN)¥4500
- 7. NARS ラディアントクリーミーコンシーラー 1244(NARS JAPAN)¥3600
Heavenly Elegantly
褐色が隠れたピンクローズでアクトレスのまなざし


春の陽射しに似合うスウィートなメイクを、クールクラッシュ アイシャドーパレットを使うことで野暮ったい可愛さではなく、ムーディでセンスを感じさせる甘さで演出。アイメイクやチークのシマリングなピンク、ヌーディなリップメイクが美しく映えるよう、キメの整ったほの淡いツヤめきを放つ肌づくりで大人の清潔感を演出することも忘れずに。
「ピンクローズの煌めきを主役にした一見するとドーリーな雰囲気のメイクですが、大人の女性にしっくりくる色と質感の組み合わせになっています。目元は、黄褐色のマットシエナや隠しアイラインでしっかりキワを締めて。頬も2色使いでより立体的に。リップは唇の存在感をあえて薄くするようなヌーディトーンの色ツヤで抜けをつくると甘くなり過ぎずに仕上げられます」(担当メイクアップアーティスト 鈴木麻里子さん)。
Eye 深みを仕込んでからシマー感をレイヤリング

アイシャドーパレットの下段左から3番目、マットシエナを上まぶたのキワにライン状にのせる。この時、目頭側と目尻側は二重幅くらい、黒目の上の部分だけは二重幅よりもややハミ出る太さになるようにぼかす。さらに上から、中段左から3番目のシマリングピンクローズをアイホールから全体に重ね、目尻はやや切れ長に見えるように水平に引き抜いて。マスカラは上まつ毛のみしっかりと塗り上げ、眉はほんの少しキリッと整えるように描くとアイシャドーの甘さとバランスが取れる。
Cheek 血色感の奥から微かなツヤを立ちのぼらせて

チークパレットの左から2番目、シマリングピンクベージュをチークブラシに取る。頬の中央、笑った時にもっとも高く盛り上がるところにポンと置くようにのせてツヤ感を先に仕込む。次に左から3番目のマットウォームピーチブラウンをチークブラシに取り、軽くティッシュオフ。頬のやや内側からこめかみのほうへ、先に入れたピンクのツヤ感にかぶせるように広めにぼかしのせる。
Lip 顔になじんでまろやかな印象だけを残す口元

リップラッカーのキャップのアプリケーターを使って、唇の内側から外側に向かってさらりと塗りあげる。素の唇がもともと赤い、あるいは口角まわりのくすみが気になるといった場合は、肌づくりの段階でコンシーラーを使ってカバーしておくと見た目どおりのヌーディな色ツヤに仕上がる。
USED ITEMS
ディテールで清潔感をマーク、フェミニン&クールな色感遊び。

- 1. NARS クールクラッシュ アイシャドーパレット(NARS JAPAN)¥7600
- 2. NARS ハイピグメント ロングウェアアイライナー 8191(NARS JAPAN)¥3000
- 3. NARS ブローパーフェクター 1136(NARS JAPAN)¥2900
- 4. NARS クライマックス マスカラ 7008(NARS JAPAN)¥3600
- 5. NARS ホットフィックス チークパレット(NARS JAPAN)¥5900
- 6. NARS ローデッド リップラッカー 2596(NARS JAPAN)¥3700
- 7. NARS ティンティッドグローブースター 2182(NARS JAPAN)¥4500
- 8. NARS ラディアントクリーミーコンシーラー 1244(NARS JAPAN)¥3600
CYAN'S RECOMMENDS

ラフに色を重ねても、正反対の質感をぶつけても、洒落っ気の効いた仕上がりに着地できるNARS COOL CRUSH COLLECTION。視線を惹きつけるシマーな輝きや、身体感覚が繊細に目覚めるようなテクスチャーが、知的さのにじむヌケ感となりほどよくトーンダウン。春はもちろん夏にも似合う、クールでミステリアスな印象の全3アイテム6種を紹介。
COOL CRUSH EYESHADOW PALETTE
アイメイクの新ベクトルが見つかりそうな珠玉パレット

ベージュやヌード、ゴールドといったニュートラルカラーに、ブラウンやピンクローズ、メロンといったいまどきの赤みカラー、さらに神秘的なブルーやディープなグリーンと魅惑的な12色のアイシャドーがセットされたパレット。質感もマット、サテン、シアー、メタリックと4種類、色×質感の多様性によって目元にえもいわれぬクールな雰囲気をもたらしてくれる。さらにパウダーとリキッドを混合してプレストする「リキッドバインディングシステム」の採用によって、これまで以上になめらかな密着感と美しい発色が実現。ナチュラルなルックからグラマラスなルックまで自由自在。単色でも、複数色を重ねても、容器の上面に施された波打つ鏡面が放つ光のように、さまざまな方向へ酔い知れるようなまなざしを拡張できる。
HOT FIX CHEEK PALETTE
遠目にも近くにも、表情や輪郭の冴えに違いを生み出す

左端はシマリングゴールドのハイライター。中央から右端にかけては、シマリングベージュピンク、マットウォームピーチブラウン、シマリングヌードローズと、NARSらしさ全開の3シェードのチーク。その “らしさ” とは、シマリングならギラつき過ぎないソフィスティケートされた光沢感、マットなら鮮やかな発色なのに素肌感を覆い隠さないふわっとなめらかな色づき、といった卓越したテクスチャーに象徴されている。毎日のメイクに使いやすい血色カラー、それでいて感じたことのない新しさ、幾通りものドラマを生み出してくれる。頬は顔の中でもっとも面積が広く、メイク印象を大きく左右するパーツ。だからこそこの4シェードが放つ色めきの力は絶大で、ひとはけで全身のスタイリングまでも確実にクラスアップしてくれるだろう。
LOADED LIP LAQUER
誰かを、私を、センシュアルの深みに引き込む艶リップ

リップラッカーというと、多くの人はまるでミラーのようにツヤツヤと光輝くエフェクトを想像するだろう。同時に、そのツヤ膜に多少のベタつきを感じても仕方がない、もしくはあまり心地よいものではないと感じたことがある人もまた多いはず。このローデッド リップラッカーがセンセーショナル!と称賛されるのは、とことんグロッシーな輝きと “クリーミーで繭のように柔らか” な快楽的テクスチャーを両立できているから。見る人をうっとりさせるルミナスな色光、そして自分自身もリッチでシルキーな潤いに恍惚としてしまいそうになる。ピンクベージュ系が2色、レッドブラウン系が2色と、ヌードシェードが4色そろったこのリップラッカーは、まさに “魅せて、楽しむ、塗る官能” といえそうだ。
Photographer YUYA SHIMAHARA
Hair RITSU(Perle)
Make up MARIKO SUZUKI
Styling YUKA SEGAMI
Model YURIHO OMINE
Edit SATORU SUZUKI
Text KUMIKO ISHIZUKA
STOCKISTS
AOI WANAKA 03-6805-0029
CPR TOKYO 03-6438-0178
furuta info@furuta-official.com
gemma alus 03-6438-0178
Lucas Jack 03-6438-0178