高校3年になったばかりの弱冠17歳。昨年秋より本格的に芸能活動をスタートさせ、雑誌や広告のモデル、さらにこの春からはドラマへの出演など活躍の場を広げる。
CYANの撮影はいかがでしたか?
ビューティのお仕事は初めてで、新しい自分に出会えたような気がしました。個人的に好きだったのは白のシャツのルックです。ちょっと落ち着いた雰囲気の服に、色を使ったメイクを合わせる絶妙なバランスがすごくいいなと。天気も良かったので、青空と白シャツも合っているなと思いました。

普段美容には気を遣っていますか?
乾燥肌なので、ワセリン塗ったり、ハンドクリームはリップクリームで保湿したりはします。あとは髪の毛もトリートメントしたりしてケアしています。ヘアセットも自分でよくしています。アイロンを使ったり、ジェルでオールバック風にしてみたり。少し時間がかかりますが、ツイストパーマ風にセットするのもお気に入りです。僕の好きなストリート系のファッションにもよく合うので!
インスタグラムなどでもお洒落なファッション披露されてますよね!ファッションアイコンみたいな方はいますか?
特定の人がいるわけではないのですが、インスタグラムで海外のラッパーのファッションをチェックしたり……ジャスティン・ビーバーさんのストリート系スタイリングもよく見ています。今年はストリート系をがっつり攻めたいなという気持ち。インスタで海外のスナップとかを眺めていると、服の魅せ方とか上手だなと思うことがあって参考になります!
なるほど!たしかに撮影中、ポージングのバリエーションが本当に豊富でしたよね。
父の撮影現場を幼い頃から見ていたので、そこから自然と影響を受けていたのかなとも思います。それから、小さい時から写真もよく撮られていたので、写真に慣れていたのかな……。モデルのお仕事をするとき、カメラの前にいるのですが、実は頭の中では全然違う場所にいることを想像しています。今回の撮影では、ハワイの砂浜を歩いていたり、木の上に登って街を見ていたり、そんなことを想像してポーズしていますね。
おもしろい!最近はモデル業だけでなく、俳優として目にする機会も増えてきました。現在は連ドラにも出演中ですね。
はい、金曜ナイトドラマ『あのときキスしておけば』で、井浦新さん演じる田中マサオの息子・優太郎を演じています。お話をいただいた時は、率直に嬉しかったです。台本をいただいて読んでみたら、なんだこのおもしろい話は!と。セリフは基本的には自分の部屋で読んで、声に出して覚えます。あとは自転車で通学しているのですが、自転車を漕ぎながらセリフをぶつぶつと唱えたりしています。現実ではありえない複雑な設定だったので、きちんとお話を理解し、役作りして現場に臨む準備をしています。でもやはり、なかなか混乱する設定なので……(笑)。現場でどうなるか、とにかくやってみている部分もあります。

撮影はどんな感じで進んでいますか?
僕のお父さんを演じるのが、以前も映画でご一緒した新さんですし、松坂さんはじめ豪華な方々と共演できるということで、すごく楽しみにして現場に入りました。とにかく疑問に思ったり、迷ったりしたら、新さんや監督に相談にのっていただいてます。新さんは、「ここはこうだよ」と直接的に教えてくれることもあれば、「例えばこういうのもあるよね」といろいろな視点から役に向き合って応えてくださるので、考え方も勉強になります。自分でもいろいろな芝居にチャレンジしようと思っていて、事前に準備してきたものと違うことをふと思い立って演じたりしています。そこで監督にいい表情してたね、って褒めてもらえると嬉しいです。先日、新さんからもアドリブを振られて、その掛け合いの波に乗れた瞬間も楽しかったです!
とてもいい雰囲気で撮影が進んでいるようですね。
はい。僕がアドリブをすれば、みなさんはそれに対してさらに面白く返してくれる。それにまた僕がうまく対応できるかというと、どうキャッチしていいか迷ったりもしますが(笑)。ベテランの俳優さんたちに飲まれてしまうこともあるので、どんな芝居がきても対応できるようになりたいなと思います。もっと経験を積んでいきたいです。
目標にしている俳優さんはいらっしゃいますか?
いちばん身近な父や叔父が目標です。少しでも近づけたらなと。父と叔父と仕事の話をするようになって新鮮だと言われます。まさか愛流とこんな話をするとは思わなかったって(笑)。わからないことがあれば自分から家族に聞きますね。何かあれば相談して、とも言ってもらえるので心強いです。いろんなことを吸収して、頑張ろうと思っています!
吸収力抜群で勢いに乗る窪塚愛流が出演する連ドラは見逃せない。また、彼の可能性を感じられる夏のビューティ&ファッションルックは、4月30日発売のCYAN issue029 / 2021 SUMMERにも掲載中。ぜひ誌面からもその魅力を感じてほしい。
Profile

窪塚 愛流 AIRU KUBOZUKA
2003年10月3日生まれ。神奈川県横須賀市出身。181cm。 2018年に豊田利晃監督の映画『泣き虫しょったんの奇跡』でスクリーンデビュー。2020年よりモデルとしてキャリアをスタート。現在、「GAP SPRING ‘21」のキャンペーンビジュアルに出演中。2021年からは本格的に俳優としてのキャリアをスタート。現在放送中の金曜ナイトドラマ『あのときキスしておけば』(毎週金曜23:15~テレビ朝日系にて放送)にレギュラーキャストとして出演中。
出演情報
金曜ナイトドラマ『あのときキスしておけば』
毎週金曜よる11:15~ テレビ朝日系にて放送中
脚本 : 大石静 出演 : 松坂桃李、井浦新、麻生久美子ほか
Photography & Videography YUYA SHIMAHARA
Video edit MONA KUROOKA
Hair KENJI IDE
Makeup MARIKO SUZUKI
Styling NOBUYUKI IDA
Model AIRU KUBOZUKA
Edit & Text TOKO TOGASHI