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THREE

 今年、ブランド誕生10周年を迎えた THREE 。メイクアップやスキンケアはもちろん、インナーリズムケアやスキャルプ&ヘアケアといった幅広い範囲で、美しさを発信し続けている。今回は THREE の PR として活躍する石井亜希さんに、改めて THREE はどんなブランドなのかお話をいただくとともに、愛用アイテムやメイクテクニックについて伺った。

THREE PR 石井亜希さん

「THREE は “ナチュラルなスキンケアとモードなメイクなど、相反するものが一緒になって生み出される、新しい第3の価値” を提案するブランド。すべてを覆い隠すのではなく、ファンデーションやアイシャドウ、リップなど、その人が元から持っている唇の色だったり肌の質感だったりとか、そういったものを生かしながら美しさを引き出してくれるのがTHREEのメイクだと感じています。
 今回の(下記で使用している)アイシャドウもそうだけれど、質感の異なる4色のカラーをその時々で1色だけでメイクをしてもいいし、『今日は気合いを入れたい』『なんとなく気分が乗ってるな』と思ったら4色しっかり使ってメイクをしたりと、その時のファッションや気分に向き合って今日のメイクを決めてもいい、という楽しさがあるんですよね。『これはこういう発色で、こうやって使うアイシャドウです』と決められたものをただ顔にのせるのではなく、自分自身とその時の気持ちと肌の状態と向き合ってメイクを楽しむように、“自分と向き合う” ということを改めて意識させてくれたブランドです。」

MAKE UP

メイクのキーワードは “磨く”と “オフする”

目元は、5. を使用。右上のクリームテクスチャーのカラーを指で目頭以外のアイホール全体に広めにのばす。これ1色だけでもキレイに仕上がるので、休日のメイクはこれとマスカラだけでも◎。その後に、左下のマットな質感のカラーを上瞼のキワからブラシでグラデーションになるようにのせ、目の縁と目尻のくぼみに陰影をつける。次に、左上のカラーをアイホールの内側をさけた全体に、広めにのせる。最後に右下のハイライトカラーを目頭、下まぶたに光を集めるようにのせる。リップは2. で輪郭をラフにとってから、1. をのせると、ローマットのふんわりとした唇に。リップペンシルを使ってからリップを塗ると、色持ちアップ。

USED ITEMS

1. ミルキーに発光するコーラル系リップカラー。2. 主役としても、ライナー、ベースとしても使えるプラムベージュのリップペンシル。3. ブルーのニュアンスをひそめたピンクチーク。4. ナチュラルに表情に溶け込むタンジェリンのチークカラー。5. 無数の可能性を秘めた琥珀色が基調のアイパレット。

色はわずかに 肌を磨いてツヤを出す チークの入れ方

「THREEのチークはふわっとしたやさしい発色なんです。」

チークは2色を重ねてつけて、ブルーのニュアンスをひそめたアメジストカラーに、オレンジの優しい血色感をプラス。チークカラーをブラシにとって、ティッシュで余計な分を落としてから、頰にのせると失敗しにくい。THREEのチークは重ねても濁らず透明感がちゃんとあるから、単色でも重ねても楽しめる。

「仕上がりのツヤが全然違ってくるのに、意外とみんなこの磨きをしないんです!」

色はほんのちょっとのせる程度。ポイントは、頰をくるくるとブラシで撫でる “磨く” ひと手間。ツヤを出したいところに磨きをかけ、肌に透明感を出す。

リップのお直しは、専用ローションでまずは落とすところから

リップのお直しアイテム。1. と 2. はメイク使用アイテムと同様。3. 皮膚が薄くデリケートな唇を、紫外線ダメージから守るリップベース。 4. スキンケアタイムにはもちろん、リップ直しにもプラスしたい唇専用化粧水。ポーチにもすんなり収まりそうなサイズ感。
「食べ物の色なんかも意外と唇に残っていたりするもの。一度しっかりとオフします。」

口角まできちんと、かつファンデーションなどを落とさずにリップだけオフできるように、ティッシュを小さく折って角を作る。4を適量含ませ、口角を軽く引っ張りながら、唇の内側から外側に向かってやさしく拭き取る。リムーバーではなく化粧水なので、口紅や汚れを取り除きながらもブースターやトリートメントとしての機能も果たしてくれる。

リップコンシャス プロテクターは、薄付きのコーラルカラーが血色を与えてくれるので唇の色補正効果も。

清潔に整えた唇に、3をベースとして塗る。SPF35 / PA+++ だから、忘れがちな唇の紫外線防止としても。うるおいを守るリップクリームとしても、色を美しく魅せるリップ下地としても重宝するアイテム。

小ワザが豊富、石井さん流ベースのお直しテクニック

ベースのお直しに使用したアイテム。1. オン・オフにおける気分の切り替えをサポートするミスト状化粧水。 2. 小鼻の毛穴や目もとの小ジワなど、気になる部分をひと塗りでフラットに整えてくれるマジカルワンド。 3. メイク直しで重ねても素肌感が再現できるエアリーなファンデーションとハイライトパウダーが一緒に。 4. パウダーの密着度を高める多面型のファンデーションブラシ。
あれこれ重ねる前に、まずはティッシュで余計な皮脂をオフするのが大切。
気分を引きしめるフレッシュな香りと、甘くさわやかなリラックス感のある香りの2種類がセットになった化粧水。シーンや気分によって使い分けて。

まずは顔全体、さらに小鼻やTゾーンなど脂の出やすいところを重点的に、皮脂をティッシュオフ。そのあとに、メイクの上からも使用できるミスト状化粧水を離したところからスプレーし、肌に水分を補給。手で肌を包み込むようになじませながら、香りにも癒されて。

耳の上半分にハイライトを入れるテクニックを披露。「みんな耳は意識しないけれど、実はこれ、モデルさんの撮影の時によくやるひと手間なんですよ。」

ブラシの平たい面にマットな質感に仕上がるファンデをとって、顔全体にふわっとのせていく。次にハイライトをブラシの毛先が狭い面に取り、頬骨、鼻筋、おでこ、顎先にツヤをオン。この時、耳の上半分や首筋のラインにもハイライトを入れるとさらに印象が明るく。仕上げに、ブラシで肌をくるくると撫でるようにまんべんなく磨けば、自分が本来持つツヤが引き出される。

ほうれい線や小鼻が気になる時は、エアリフトスムージングワンドの出番。

ほうれい線、小鼻まわりなどに直接すべらせるだけの2は、お守りのようにいつも持っていたいマストアイテム。表情の中の気になるカゲや凹凸感を整えてくれる。ひと塗りでお直しが叶うコンパクトなマジカルワンドは、お直しに時間が取れない時やササッと気づかれないように直したいシーンでも活躍。

LIFESTYLE

 心、からだ、肌を一体と考え、包括的なケアを提案する THREE 。そこで働く石井さん自身のライフスタイルについてもお話ししていただいた。
「(THREEで働いていて)本当にバランスって大事なんだなと思うようになりました。例えば、仕事とプライベート。自分の仕事があって、家族と過ごす時間があって、自分と向き合う時間があって……そのバランスが崩れてくると、やっぱり私自身もバランスを崩してしまいます。そうなると気持ちが落ち込んだり、ストレスでお肌が荒れたりすることも。なので、自分の中でオンとオフの切り替えや、仕事を頑張る自分、家族と過ごすママである自分、そして “石井亜希” というひとりの女性としての自分とのバランスをすごく意識するようになりました。」

 PRとしてバリバリ働く一方、母親としての顔も持つ石井さん。多忙な中でも、いきいきと輝く秘密は “朝の時間” にあった。
「朝の手入れって本当に大事ですよ!私は朝からクレイマスクとかするんです。THREEのクレイマスクって、ただ毛穴のケアをするのではなく、個人的な感覚ですがお肌のリンパの循環を良くしてくれるので、浮腫みケアで朝使います。小鼻の周りなど毛穴の汚れが気になるところだけでなく、首筋のリンパの流れにそってクレイマスクを塗って、乾いて白っぽくなるまで待ちながら朝ごはんを作ります。絶対に誰にも見せられない顔で朝ごはんを作っているので、子供がギャッと驚くんですけど、『それどころじゃないんだ、ママは浮腫んでるんだ!』って(笑)。お風呂の中で乾くまで待っている時間はないので、夜はもう逆に諦めて、普通にクレンジングと洗顔、スキンケアをしています。だからその分、朝の忙しい家事の時間帯にあえて “ながらクレイマスク” をすることで、浮腫みがとれて顔がキュッと引き締まる、そうすると『よし!今日も頑張れる!』と思えます。」

浄化と保湿を同時に完了。濃厚粘土ペーストのクレイマスク。

 多忙な生活の中でも、自分の中のリズムやバランスを大切にし、丁寧に自分に向き合う石井さん。自分自身をよく理解しているからこそ、その美しさと輝きは引き出されるのだろう。

Photography MIE NISHIGORI
Edit & Text TOKO TOGASHI

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