Style 01
ハンサムショートにレッドニュアンス


前下がりのハンサムショートに、抜け感を作って大人なニュアンスをプラス。フロントは目下に設定し、ウェイトもやや低めでつなげた丸みのあるカットをベースに、カラーは6トーンのオリーブベージュで仕上げた。全体にバームをなじませ束感とツヤ感を強調しつつ、ストレートバングのラインが引き立つようにVネックのニットをレイヤード。ヘアとファッションがカジュアルなので、メイクは眉、目元、口元、指先すべてに赤を仕込んでレディな印象に。
Style 02
ワンレンボブはコントラストで魅せる


顔まわりのほつれ感と全体の重さのコントラストで遊びを加えたナチュラルなスタイル。あご下の切りっぱなしボブは、バングを長めに設定し、顔まわりのみレイヤーを入れた。カラーは7トーンのラベンダーベージュで、ツヤと透明感を両立させている。スタイリングは、全体の毛先を外ハネにワンカールしたら、顔まわりをリバースに巻きつけてランダムな動きを与える。ジェルタイプのスタイリング剤を全体になじませ、表面とバングに動きを足したら完成。リブニットのざらっとした質感に、ヘアは繊細な毛束とツヤ感という相反する質感に仕上げたのがポイント。メイクはマスタードカラーの目元とツヤを抑えたベースメイクで大人の抜け感を。
Style 03
シンプルストレートにはブラント感を


肩上に設定したボブベースに、顔まわりから動きのあるレイヤーを。前髪はブラント感を強調し、コントラストをクリエイトすることで、シンプルなストレートスタイルに個性を加えた。スタイリングは巻かずにストレートで仕上げて、オイルをなじませツヤ感をプラス。丸みのあるシルエットのヘアには、ストライプ柄のニットでコーディネイトを引き締め。またメイクは、ポイントごとに質感を変えてワントーンでもメリハリを。甘くなりがちなコーラルピンクのアイシャドウは、敢えて下まぶたに重ねてしっかり引き、ライン風に。頬に広がる血色感チークと、クールな色味のマットリップで、ピンクメイクのパラドックスを表現した。
Used Item

Hair & Makeup

窪谷 初美
PARK代表。都内有名店を経てマンツーマンサロンを開業後、2020年11月にPARKをオープン。柔らかい質感のナチュラルの中にも、女性らしさや男性らしさを取り入れたスタイルを得意とし、顧客から絶大な支持を得る。

水戸 怜子
前職ではプレスレセプショニストとメイクを兼任し、2020年11月にPARKをオープン。抜け感と遊びのあるニュアンスメイクを提案しており、質感や色で遊ぶメイクはサロンモデルからも好評。
冬のヘア&ファッションのトレンドは?
「ヘアトレンドは作り込み過ぎない、動きのあるストレートヘア。毛先や顔まわりに繊細なニュアンスをつけて抜け感を出していきたいです。また引き続きトレンドのヘッドパーツを取り入れたアレンジスタイルで、トータルコーディネイトを楽しみたいです。
ファッションはカラーニットやキルティング素材といった1点投入でオシャレ度が上がるようなアイテムに注目しています。衿や袖コンシャスなアイテムとニットのレイヤードスタイルや、短め丈のトップスやアウターとの合わせなど、“重ね方”で差をつけていきたいです。
メイクはレッドニュアンスに注目しています。赤味の強いオレンジやブラウンの囲みメイク、眉毛や目元にほんのり赤味のあるメイクが可愛いです。またベースメイクやリップはソフトマット、目元はラメなど、異なる質感で遊ぶメイクにチャレンジしたいです」(窪谷さん、水戸さん)
SALON’S INFORMATION

PARK
東京都渋谷区神宮前3-21-22 月の家ビル2F
Photography MIE NISHIGORI
Hair HATSUMI KUBOYA
Makeup SATOKO MITO
Edit & Text TOKO TOGASHI