Lamp
ガラスの庭から摘んできた、幸せのシンボル
手もとを、窓辺を、そっとあたたかに照らす。暗闇とも共存するようなやわらかい光が部屋のあちこちにあったなら。マッチを擦る。ロウソクに火をつける。アナログな手順こそが、今もっとも愛おしい。ランプの紐を引いて明かりを灯したり、消したり。日々の営みの一つになるような光こそが、冬の夜にはよく似合う。

ガラス工房・イイノナホグラスガーデン制作のランプ。四つ葉のクローバーのオブジェが2つ取り込まれたベースの部分は、ガラス特有の凛とした佇まいとのバランスが印象的。手吹でつくられているガラスに光が灯ると、中に入った気泡が浮かび上がり、さらに豊かな表情に。
Photography YUYA SHIMAHARA
Hair RITSU(Perle)
Make up MARIKO SUZUKI
Styling KAZUHIDE UMEDA
Model KARIIN(étrenne)
Edit SATORU SUZUKI
Text KAORU TATEISHI
Web Edit KIKUNO MINOURA
こちらの情報は『CYAN ISSUE 019』に掲載されたものを再編集したものです。